【本当に必要?】フィリピン留学保険の選び方① クレカ付帯だけで大丈夫?

そもそも必要?〜保険の話

「海外旅行保険って、絶対加入しないとだめなのですか?」

正直、今まで病気らしい病気などしたことないし、そもそも「限られた留学予算は学費や週末のアクティビティーなどに使いたいので、高い保険には加入したくないなぁ」と思う気持ちはよく分かります。

しかし、先に結論を申し上げますと、海外保険の加入は必須です!

今回はその理由を以下のいくつかのポイントに着目して解説します。

◇ フィリピンの医療レベル
◇ 物をなくしたときの対応

◇ お勧めの海外旅行傷害保険
◇ クレジットカード付帯の保険のメリットとデメリット

もちろん、ほとんどの方々は、留学中に大きな病気やケガをすることなどはありません。保険などを使わずに無事に日本に帰国される方が多いのも事実です。

ただ、万一、大きな事故にあったり病気にかかり、莫大な治療費が発生してしまった場合、それを支払うことができるか?という不安もあります。

保険へ加入することで、高額な治療費の請求を避ける、24時間の日本語対応可能なサポートを受けるなど、トラブルにも慌てることなく対応できます。

1.海外旅行保険への加入は必須

理由1)フィリピンでの治療費や入院代を気にする必要がなくなる

海外では、日本の健康保険等で治療を受けることができません。基本自費なのです。そのため海外旅行保険に入っていない場合、治療費はそのすべてが自分持ちです。

またフィリピンは衛生環境が良くないエリアもまだまだ多くあるため、体調を崩す留学生が少なくありません。

コロナ禍で、もともと清潔だった日本国内の衛生環境は一段と清潔になっています。そのせいで、フィリピンの衛生環境とのギャップにやられるケースが増えています。

海外旅行保険は、現地で使用できる保険証のような存在です。高額な医療費の支払いを避けるためにも、加入は必須と言ってもいいです。

理由2)フィリピンで、貴重品をなくしたり盗まれたりした場合に安心

フィリピンの治安についてみなさんのイメージはどうでしょうか?

多分、「悪い」ですよね。

正解。はい、日本よりは悪いです。

フィリピンの経済成長は凄まじく、確かにどんどん豊かになってます。物価も上がってます。給料も上がってます。でも、それは同時に貧富の差を生んでます。貧しい人はとことん貧しく、日本と比較してスリや物取りなどの犯罪は多いです。

あと、日本のすごいところは、「紛失物が戻ってくる率が高い」ところ。これは世界に誇って良い気がします。そして、フィリピンでは、、、、モノがなくなったら二度と戻ってこないと思ったほうが良いです。

ですから、理由1に述べた健康上の問題に加えて、モノをなくしたときのリスクに備えなければいけません。なにしろ今の英語留学にはスマホやタブレット、ラップトップなどが必須ですからね。

それらの高価なガジェットをなくしたときのリスク回避、このためにも保険は必要なのです。

留学時に保険でチェックすべきポイント

• 傷害治療(ケガ)
• 疫病治療(病気や風邪)
• 携行品(貴重品の盗難や紛失)補償の内容

2.フィリピンの医療事情

フィリピンの医療水準は?

フィリピンの医療水準。これは、地域の別によってまだまだ大きな差があり、マニラやセブのような都市部と、地方都市や離島のそれとでは医療設備のレベルが異なります。

ただし都市部では、日本語が使えるヘルプデスクを備えた病院や日本人医師が常勤している病院さえもあります。

「保険に入っている」ことの安心感は、日本並の高レベルの医療サービスを気兼ねなく受けられる安心感にあります。

フィリピンの気候

フィリピンは、赤道に近い東南アジアに位置するため、年間を通じて高温多湿の気候です。日本のように四季があるわけではなく、大きく分けると

① 比較的雨の少ない乾期(12月から2月)
② 厳しい暑さが続く暑期(3月から5月)
③ 蒸し暑くなる雨期(6月から11月)

の3つの気候を持っています。また、フィリピンの国土は7,000以上の島で構成されており、それぞれで気候に差があります。

留学中気をつけるべき病気

デング熱 ⇒ 200,000ペソ(50万円)
デングウイルスを保有する蚊に刺されると感染する。潜伏期間は約4〜7日程度で、主な症状は突然の高熱、頭痛、関節痛、発疹。1週間から10日程度の入院が必要。

食中毒 ⇒100,000ペソ(25万円)
フィリピンで最も多く見られる疾患。主に細菌やウイルスに汚染された飲食物を摂取することで発症します。主な症状は腹痛、嘔吐、下痢

マラリア ⇒12,000ペソ(3万円)
マラリア原虫を有する蚊に刺されることで感染します。潜伏期間は2週間程度で、主な症状はデング熱と似て高熱や頭痛、関節痛

A型肝炎
感染者の排泄物で汚染された飲食物で感染します。主な症状は発熱、全身倦怠感、食欲不振

狂犬病
発症するとほぼ100%死亡する危険な病気。症状 発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といった風邪のような症状ではじまり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います

上記が疑われる場合、症状が悪化する前にまず病院に行き、診断・治療を受ける必要があります。しかし、海外保険に加入していない場合は、医療費を自腹で負担しなければなりませんので、病院に行くことを「躊躇」してしまう可能性があるのです。。。

※フィリピン留学中に病気にかかってしまった場合の、症状と医療費の例

・デング熱 ⇒ 200,000ペソ(50万円)※特に輸血すると高額になる
・食中毒・アメーバ赤痢⇒100,000ペソ(25万円)
・風邪などの軽い症状⇒12,000ペソ(3万円)
・骨折手術⇒ 300,000ペソ(75万円)※入院費+手術費

例えばですが、
事前に海外保険に加入しないでデング熱にかかってしまうと数十万円の医療費がかかる可能性があり、それが全額自己負担になってしまいます。

保険に入っていない場合で現金の手持ちがない場合、そもそも治療自体受けられない場合も・・・

3.クレジットカード付帯の保険について

クレカ付帯の保険ってどうなの?

短期留学生が良く選ぶ保険プランとして、クレジットカード付帯の保険があります。

3ヶ月以内の留学であれば、クレジットカードに付帯されている海外保険で留学をすることも可能です。クレジットカード付帯の保険は海外保険料を節約することができますので、費用を抑えた留学生に人気です。

カード会社によって補償内容は異なりますが、病気や怪我をはじめ、貴重品が盗難に遭ってしまった場合も保障してくれます。

したがって、「3ヶ月以内の留学であれば」という条件は付きますが、クレジットカードの付帯保険でも留学は可能です。

クレジットカード付帯の保険の特徴と注意点

①保険料が無料
②キャッシュレス治療ができない場合がある→治療を受ける際に、自分で治療費や入院費を立て替える必要があり、高額の治療費が発生する場合などには要注意。
③補償金額が低い(携行品が補償されないなど、内容も薄い場合があります)
④補償期間 原則90日(3ヶ月)まで で延長ができない。

日本を出発してから3ヶ月を超えてしまった場合は、保険の適用が不可になり、且つ延長はできない点には特に注意です。

意外と知られていないクレジットカード付帯の保険のアレコレ


① 個別の補償内容・金額は低くても、合算という裏技も
後述する一般の旅行保険と比較すると、(たとえゴールドカードやプラチナ以上のステータスのカードであっても、)補償内容・金額は低いレベルであるのは紛れもない事実です。しかし!クレジットカードを複数枚持つことで、死亡・後遺障害保障以外の補償を合算することが可能な場合もあります。

② 自動付帯か利用付帯か
自動付帯のカードの場合、文字通り「持っている」だけで、保険が適用されます。これはほんとに便利です。しかし、本当は利用付帯のカードなのに、勝手に自動付帯と思い込んでしまった結果、留学期間中の事故などに保険が適用されない場合があります。必ず事前にご自身のカードの保証内容を確認することが大事です。

自動付帯→有効期限内のクレジットカードを持っていれば、問題ありません。
 例)エポスカード、ライフカード、JALカード、ANAカード、アメックスなど
利用付帯→事前にツアー利用や航空券などをカード決済する必要があります。
 例)JCB、楽天、三井住友VISAクラッシック、アメックスグリーンなど

③ JCB、アメックスはフィリピンでは使いにくい
フィリピンでは、まだまだJCB、アメックス、ダイナーズカードを使えるところが、極めて少ないです。そのため、基本はVISAかマスターカードをお勧めします。

同じ三井住友VISAカードでも、「クラシックA」は自動付帯、「クラシック」は利用付帯と言った感じでややこしい場合があるので要注意!

4.一般の海外旅行保険

「一般の保険」とは何か?

AIG損保や東京海上日動など、一般的な保険会社に留学用の保険を申し込むプランです。

留学期間が3ヶ月以上になる場合は、必ずクレジットカード以外の一般的な海外保険にお申込いただく必要がございます。クレジットカード付帯の保険と違い、補償内容が充実していますので、安心してご留学したい方におすすめです。

保険会社を選ぶ際は病院の窓口で「キャッシュレス対応」が可能なもの、携行品損害や治療費用ができるだけ手厚いものにしておくと安心です。

①保険料金 有料(1ヶ月 約20,000~38,000円 保険会社・タイプにより変動します)
②キャッシュレス治療 可能
③補償内容 補償内容が手厚い(携行品損害や、航空機遅延等の補償もあり)
④補償期間 1週間~ 5年 (延長も可能)

BEACLが代理店をしているAIG保険とクレジットカード 「エポスカード」の保険内容比較

補償内容(7日間)AIG保険(9T4タイプ)エポスカード
傷害死亡3,000万円500万
傷害後遺費用3,000万円500万
疾病死亡1,000万円×
治療・救援費用3,000万円200万(ケガ) 270万(疾病)
賠償責任1億円(免責なし)2,000万円(免責なし)
携行品損害30万円(免責なし)20万円(免責なし)
旅行事故緊急費用5万円×
キャッシュレス対応
保険料8,740無料

クレカとの比較で注意すべき点

ここで最も重要なのは、利用の可能性が高い「治療費用」の保障金額内容です。

治療費用270万円というのはクレジットカードの中ではかなり充実していますが、それでも万が一、大きな手術や日本に医療搬送する場合には心もとない金額です。傷害死亡や疾病死亡の場合の補償も明らかに弱いです。

そもそも、フィリピンの語学学校の中には、入学時に一般の保険の加入証明書(保険証券のコピー)を条件付けしているところもあります。一般の保険が求められる理由は、クレジットカード付帯の場合、万が一大きな事故や病気になかった場合に、補償額ではカバーできないこと。万が一「大きな病気や事故で意識がない!」のような緊急事態の場合、フィリピンの病院ではデポジットや支払い能力を示せないと診てもらえません。

クレジットカードの保険はカード会社に連絡をしなければならず、クレジットカード番号などの確認が必要です。学校もクレジットカードの番号を事前に預かるわけにはいきませんし、すぐ診察してもらえない可能性があります。

フィリピン留学の場合は、期間に関わらずに、クレジットカード付帯の保険より、一般の保険に加入しておくほうが安心です。

5.まとめ

フィリピン留学をする際には、とにかく考えられるリスクを事前に想定し、万が一に備えて準備をしておいてください。

なお、BEACLは世界最大の保険会社 AIG保険の正規代理店です。補償内容も充実しており、最もおすすめしている保険会社です。保険選びについて迷われてしまった場合はお気軽にBEACLまでお問い合わせください。

AIG保険の課外留学保険プランについては、こちらからご覧いただけます。

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