【フィリピン留学】留学前に予防接種を受ける必要はありますか?

こんにちは! BEACLの日名子でございます。

今回のブログでも、フィリピン留学渡航前の生徒さんからよく尋ねられる質問についてお答えしたいと思います。

フィリピン留学・セブ島留学における予防接種の必要性

大前提として、セブやバギオエリアに留学される方は、現地滞在中での感染リスクがきわめて少ないため、ほとんどの生徒さんは予防接種を受けておりません。

ただ、病気にかかる可能性がないわけではないので、気をつけるべき病気や予防接種を受けられるものを以下にピックアップしました。

狂犬病 (Rabies)

日本では最近耳にしない病気かも知れませんが、犬に噛まれて狂犬病を発症した場合は、致死率が極めて高いです。

フィリピンには野良犬がいたるところにいます。日本のように毎年狂犬病やワクチンを打っているということはまずないので、間違っても近寄ったりはしないでください

数年前、休暇でフィリピンを訪れていた24歳のノルウェー人女性が助けた子犬に噛まれ、翌日に狂犬病により死亡したという悲しい事件もありました。

私も出張中に街中で野良犬と遭遇すると少し緊張します。 こちらから無理に近寄ったり、ちょっかいをかけたりしなければ、犬から寄ってくることはないです。

《接種回数》
 →3回接種することが推奨されています。
《接種時期》
 →2回目は4週間後。 3回目は6-12ヵ月後
《接種費用》
予防接種の費用は、1回約1万円~2万円ほどです。

破傷風(TETANUS)


怪我をした時に傷口から破傷風菌が体内に入って、感染する病気です。

学校で感染することはあまりないですが、地方のアクティビティやボランティアに参加する場合は、怪我をして感染するリスクがあります。

感染すると、手足にしびれや痙攣がおこり、最悪呼吸困難で死に至る可能性もありので、十分気をつけてください。

《接種回数》
→3回または1回
《接種時期》
→2回目は3-8週間後。 3回目は12-18ヵ月後
《補足情報》
三種混合ワクチンに含まれているので、20代前半の方は1回で完了することも

デング熱 (Dengue Fever)

ウィルスを持った蚊に刺さることで感染します。

特に雨季(7-9月)に、発生しやすくなっています。 感染すると高熱や倦怠感、発疹などの症状がでてきて、長引くと死に至る可能性もあります。

そのため、この時期は極力肌の露出を避けて、長袖を着て、サンダルではなく、しっかりした靴を履くようにしてください

虫よけスプレーも対策予防に繋がります。

マラリア (Malaria)

マラリア原虫を持った蚊に刺されることで感染します。

アフリカで多く発症される病気で、フィリピンの留学生が滞在するセブ、マニラ、バギオなどの都市部はほとんどありません。しかし、農村地域を尋ねる場合は注意が必要です。

デング熱同様に恐ろしい病気で、長引き重症化した場合は死に至ることも少なくありません。

マラリアに関しては、今現在、予防接種は存在しないので、心配な方は 渡航前に最寄りの医療機関の主治医と相談してみてください。

保険への加入の検討を!

いずれにしろ、現地で何らかの疾患にかかってしまった場合にいちばん大切なのは、しっかりとした処置をしてくれる病院に行くことです!

短期の留学であっても長期の留学であっても、怪我や病気の可能性は変わりません。また日本とは環境が大きく異なる海外での治療・通院には不安がつきまといます。

BEACLでは、フィリピンに留学される生徒さんに、保険への加入をおすすめしています。

保険の加入に関する情報・ノウハウは以下の記事を参考になさってください。

まとめ

今回は、フィリピン留学する前の予防接種や気をつけておかなければならない病気について紹介しました。

あまり怖がり過ぎるのは良くないですが、このようなことについてきちんとした知識をつけ、しっかりとした対策を行っておくことで、体調不要や感染を予防することができます。

特に、留学後に東南アジアを周遊したり、地元でボランティアを予定している方は、予防接種を日本国内で受けておくと安心かもしれませんね。

ヒナゴ

BEACLでは、渡航前の生徒さん(希望者)に個別オリエンテーションを行っており、担当カウンセラーがアドバイスをしています!

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Hinago