マゼランは、英雄 それとも侵略者?
こんにちは! BEACLの日名子です。
突然ですが、『人類で最初に世界一周を成し遂げた人』はだれか知っていますか?
世界史を少し学んだ方であれば、知っていますよね。
はい、フェルディナンド・マゼランです。
ポルトガル出身のスペインの航海者であり、探検家で、あのバスコダ・ガマと並んで大航海時代の英雄ですよね。
ただ、実はマゼランは、世界一周の旅を始めたけど、途中フィリピンのセブでなくなっています。 厳密には、マゼランの部下が世界一周を成し遂げています。
そして、フィリピンが世界史の舞台に最初にデビューするのが、このマゼラン到来なのです。
大航海時代、マゼランはフィリピンに立ち寄ります。ヨーロッパの圧倒的な武力を行使しながら、スペイン王への服従、そしてキリスト教の信仰を進めます。
(当時のフィリピンはイスラム教の国でした)
フィリピンの原住民だちが、次々とマゼランに服従する中、立ち上がったのが、今でもセブの英雄であるラプラプ王です。
セブのラプラプ記念碑
マゼラン率いる当時最強のスペイン無敵艦隊に、ラプラプ王は果敢に戦いを挑みました。
そしてマゼランは、この戦いで命を落とします。
最終的には、スペインがセブ島を支配下に置いてしまうのですが、一度はマゼランとの戦いに勝利したラプラプ王は、フィリピンの英雄です。
私を含めて、マゼランは、『世界一周を初めて成し遂げ、世界史を変えた偉大な人物』というイメージを持っている方は多いですが、フィリピン人からしたら、侵略者になるかもしれませんね。
国が変われば、人々の価値観や考え方も違ってくるのと同じで歴史上の人物も国が変われば、その評価も変わるのは当然です。
ただ、フィリピンがアジアで唯一のカトリック国で、これだけ英語が堪能な国民が多いのはもしかしたら、
マゼランが500年前にフィリピンに立ち寄ったのが原因かもしれませんね。
今回は留学とは直接関係ありませんが、フィリピンの歴史について個人的な見解を含めて書いてみました。
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